さいころレビュー セッション前編


1月23日に行ったさいころフェスティバルの、セッションレビューです。
セッション以外のレビューはコチラ




ついに開始したさいころフェスティバル。私はゲームマスター
責任重大極まりません。初心者対応を謳ってる訳で。その辺もしっかりと・・・。


ふと自分のシステムを見る。ゴーストハンター02が見えた。
%ロール。恐怖判定。最大値ダメージ。


次に自分のシナリオ紹介を見る。遣る瀬無い悲しいとか書いてる。
人死に。酷い話。異形の化物。




正気か私


まあ、私は変な所で難しい事例に挑戦するのを楽しめる人ですし、
そう言う意味では正に腕の見せ所な訳で。よーし!例え全員初心者でもこなして見せるぞ!!
等と、意気込みつつ卓に着いて・・・・・・最初に思った事。


ひょっとしなくても私が最年少ですか?


いや、何と言うか御客様の佇まいと言うかオーラが、こう・・・
明らかに私より落ち着いて居なさると言うか!!


これで全員ゴーストハンターバリバリのベテランだったりしてとか。
ネガティブなんだかポジティブ何だか分かんない妄想が頭を過ぎる私。
TRPG経験や傾向を聞いて見ると幸いと言うか何と言うか、
少なくともゴーストハンターのベテラン様達では無かった訳ですが。


極力分かり易いよう心掛けて説明を始める。
何かその時の記憶が凄い薄いんですよね。緊張してたんだなあ・・・。
何とかなったですが、・・・それは客様の方の飲み込みが早かった御蔭な気もします。


そんなこんなで作成終了

生まれたゴーストハンターは次の三名。






リジンスキー 男 31歳


アーキタイプエクスプローラー。肩書きは労働者
実は何気に職種を聞いてないので。何労働者なんだろう。一体何を労働してるんだろうとか一瞬不安になりますが。
でも、問題なのは其処ではありません。問題なのはその経歴。
ポーランド系移民の元軍人。WWIにアメリカ軍兵士として参加していた。』*1
キャリアを生かした容赦無しの白状パワーと、想像を絶して強力なショットガンで肉片地獄を形成して下さいました。
宿命も『今迄には経験が無い』で、ある意味正に主人公!





ジャン 男 22歳


アーキタイプはミスティック&ディテクティブ。肩書きは猫専用探偵。
持って生まれた霊能力を駆使し、猫探しに特化した名探偵!って何に特化してるんですかアナタ
そんな彼の素晴らしさはその成功率です。何せこの人終了時にスキル成功チェックが6つしかなかったんですから。
内分け4回はゲームマスターが振った霊体感知。残り二回は戦闘中のクリティカル
他の判定は何に呪われてるんだって言いたい位酷い出目のオンパレード。
何か、ある意味一番活躍していた気がします。






グレゴリオアントニウス 男 25歳
アーキタイプディレッタント御金あんま持ってないけど。肩書きは神父さん。
話の進行や仲間のフォロー等を恙無くこなして下さる燻し銀な方でした。正に頼れる神父さん。
心霊治療も資料検索もしてくれる素晴らしい人。けど治療の度に聖書を一ページ破るのは良いんでしょーか。
いや、護符の相当品なのですが。リプレイに習って複数使用できる十字架でも良かったのですが。
後、時々『神=私』的な男前発言をボソリと零しなさるのが素敵でした
何時の日か魔導書を手に入れて白魔術を使える様になって欲しい物です。




そんな三人。三人じゃ少し足りないので、アイテム扱いのNPCを提出。
アーキタイプジャーナリスト。その名もソシナ・デスガー。
ぶっちゃけ資料検索と医療手当ての予備要員です。


そんな訳でシナリオ『禁じられた遊び』が開始しました。


一応シナリオ紹介を書いて置きます。
『悪意の有無を問わず、善意の有無すら問わず。破戒の罰は只厳正に、冷徹に下される。
 緊急事態の通達を最後に連絡の途絶えた研究所。依頼は調査と生存者の救出。
 そこに待つのは異形。或いは無垢なる咎人。』


わーい。如何にも暗そう我ながら。
先ずNPCの口から状況説明。
最近個人レベルで遺跡から発掘されたヤバ物の研究をしてる学者先生に、PCの所属する心霊調査機関は
『アンさんの研究ヤバイでっせー、餅は餅屋や、ワイん所にも一枚噛ませなせーや。』
と、資金援助と引き換えに研究内容を監視させて貰える様説得していた。
自分等の研究してる代物が、如何な事常識外れな代物だと気づき始めていた学者はそれを許諾。
機関の研究者を混ぜて貰う事にして万事解決・・・・・・しようとしていた矢先。
『エライ事になってまいましたんや。危ないもん全部処分してデータだけ渡します。
 せやけど失敗したらエライ事やから一応手伝い寄越してー。あんじょーよろしゅー』
と言う意味合いの連絡が研究所から届き、それを連絡が完全に途絶える。
早急に調査員を一人送ってみた物の、その連絡員すら消息を絶つ。
あー、コラあかん。本格的な助け寄越さんと皆死んでまうわー。
と、判断した機関の支部長はPC達に調査と救助を依頼した訳なのです。
でも監視の許諾を得た直後の為。機関の研究員は未だ支部にすら来てないし、当然細かい研究内容は不明。
コッチに在るのは、研究所が研究していた物が見つかった遺跡の情報のみ。
マア大変。


あ、ちなみに場所はアメリカです。なので上のは和訳です。きっと浪花の人が翻訳したんですね。


行きの車の中で読んだ資料の内容は以下な感じ。


むかしむかし。東南アジアだかどっかその辺にエジル国と言う国がありました。
其処の国は良くある神権政治。王様=最高位の神官。神の代理人でした。
其処ではファムトと言う神を崇めていた訳ですが。王族にはその神様の欠片が代々伝わっており、
王はそれを儀式で自分の体内に受け継ぎ、神人と呼ばれる超人になって居ました。
又、選ばれた動物にも欠片を与え、神物と言う存在に変え使役し、
更に欠片から儀式で生み出した神様その物の写し身。仮神を守り神としたのです。
彼等神の欠片と力を受けし物は不老不死を初めとする権能を振るい、恐れ敬われて居ました。
しかし。一つ問題がありました。神の欠片を受けた存在は、人の血を欲するのです・・・。


と、そんな感じの国の遺跡から発掘された『何か』を、
トンデモ系の考古学者が、生物学者の研究所所長の所に持ち込み。共同で研究をしているとの事。


研究所に居ると思われるのは所長のルトガー・レオーネを初め8人。と、調査員。


所で、
そう言った資料内容を興味深く聞きすぎたのか、神父様ったら運転判定ファンブル
1D振って6が出たら人を轢きますって言ったら。本当に6を出しました
仕方なく人脈の警察:便宜を使い。処理を任せ先を急ぐ一行。賠償金は後払い。
いや、まあ。早く研究所に行かないと人命がかかってるのは事実です。
しかし、人を撥ね警察に便宜を図って貰って去る神父と言う。
余りに輝かしい出だしに、GMは何か色々期待に胸を膨らませました



さて、結構大変な事になりつつ、研究所に到着、早速扉を開いた!!


所で、丁度良い時間なので食事休憩


を、しようとした所で突然イベント発生!


遅れてきなさった方が中途参加なさりました。
聞いてみるとソードワールド以外は遣った事が無いとか。
こっちはこれから食事休憩の予定。しかも聞いてみると御飯は食べてきたとの事。
丸で誂えた様に遣り甲斐のある、決して不可能ではないレベルの仕事!!
ダイスの神様とかが用意した試練かとか思いました。
そんな感じに内心可也喜び気味な私ですが、実際喜んでばかり居て良い状況ではありません。
そりゃ私はアドレナリン垂れ流して楽しいか知りませんが、
それでもし失敗してPL様方に楽しんで貰えなかったら、私死刑ですからねえ。


気合を入れてスピーディに説明と作成を手伝う私。おお!一人相手なのでトントン進む。
流石に時間短縮に、装備に関しては値段制限つき四次元ポケットを与えましたが。*2


そして生まれたゴーストハンター。
つーか、先に単独調査に行って連絡の付かなくなった調査員になって貰いました。
オープニングで支部長がキャシーとか呼んでた気がしますが、ジャーナリストと言っていた気もしますが、
全て気のせいです。(キッパリ)



マルコ 男 31歳
アーキタイプはディテクティブ。肩書きは高名な名探偵。
いやね。この人大きな名声持ってるんです。A出しましたから。
そんな彼の能力は、確か知覚が3で意思が2。分析もそんなに高くなかった筈。
そんでもってHP20にMP17と言う男前極まりない数値。
これで大きな名声を得るほどの功を立てたと言うのだから、余程の努力家に違いありません。
そういう意味では作成段階から格好よさNo1な人でした。




まあ、でもマルコさんの出番は未だです。つーか装備やルールの確認なさってましたし。
研究所に入ると、エライ壊れまくってる研究所。そしてチウチウ走ってくるネズミ2匹。
警戒するPC達に傾げた小首をそのまま捻りつつ、異形の化け物になった2匹のネズミが襲い掛かり!!


ショットガンの一撃でまとめて肉塊に変わりました。


アレー?
勿論成したのは、恐怖判定に失敗しつつも直ぐ復活した我らが元軍人。
と言うか、ショットガンのアンマリに見も蓋もない大ダメージにマスター、しばし呆然。


此処でちょっと思案。もともとこのシナリオは初心者向けにバランスは甘めです。
それにショットガンの威力は確かに凄まじいのですが、
逆に言えばそれが当たれば瞬殺と言うのは、ある意味操作し易いとも言える訳で。
ささっと敵データを弄る私。かくして敵の防御力が上がったり牙が鋭くなったり。



調子付いたのか一行はサクサクっと進軍し、早速仮眠室で生存者発見。
一人はベッドの上三角座りでブツブツ言ってる青年。
この人は研究所の手伝いに来てた大学生の研究者の卵。その名もハサン君*3
彼のシナリオ上の役目は発狂状態の演出の例示とその治療の例示。後は簡易な情報限でした。


それと平行して発見されたのは先に調査に来ていたマルコ。
彼には調査に来たものの化け物がわらわらと出現。撃ち殺しても撃ち殺してもキリが無く。
応援を待って篭城していた。と言う設定を渡しました。



さてはて。又長くなりましたね。レビューセッション編は次の日の日記に引きます。
(http://d.hatena.ne.jp/nakanohitomyo/20050131)

*1:セッション終了後に書いて下さった設定より抜粋。最初は単に銃マニアって案もあった様で。まあ、要するに銃が好きな方だったのですPLが

*2:あんまり異常だったり極端に高い物品でなければ持ってたで良い。

*3:悪役っぽい名前だとか言われました。私もそう思います。